リアルカーズ in Mexico

こんにちは。前回予告していた通り、リアルカーズ in Mexicoです。

以前の記事を見てくれた人は、もう気付いている人もいるかもしれませんが、NASCARの話です。

NASCARは様々なカテゴリーがあります。この間のダラスのレースは数あるカテゴリーの中でも上位の2カテゴリーでした。メキシコシリーズはだいぶ下のカテゴリーですが、現在NASCARの最上位シリーズで頑張っているダニエル君はメキシコシリーズのチャンピオンでもあります。

アメリカの他にはユーロシリーズ、メキシコシリーズがあり近々ブラジルシリーズも新設される予定です。


メキシコにも案がたくさんサーキットがあります。近くのモンテレイのレースがあったので友人と行きました。

こちらがサーキットです。

このアーチは橋になっていてピット側と一般席の行き来ができます。今回は当然ピットパス。ビール12缶付きのチケット2枚で約18ドル、一人当たり約9ドルと激安でした(笑)

アメリカでのピットパスは100ドル以上するそうです。ちなみにF1のメキシコグランプリは最安チケットで500ドル以上したようです。


今回は2レースが行われます。トラックシリーズとメキシコ/チャレンジシリーズです。後者のレースは2カテゴリーが混相します。

会場に到着した時にはワーゲンビートルのレースがちょうど行われていました。こんないかついビートルが走っています。

このサーキットでは様々なレースが行われているからか、色々なかっこいい車がガレージに置いてありました。


そんなこんなで最初のトラックシリーズがスタートしました。やはりうるさいです(笑)

観客席はホームストレート側にしかないので、周回中に何が起こったかは中々見ることができません。観客席の一番上はスポッターが使います。観客席の上の方から見ようとしてもよく見えなかったです。TV中継やYouTubeに動画がアップされるので詳しい様子は後からでも

見ることができます。

このレースの写真や動画もFBのアルバムから見られますので、興味のある方はぜひ見てください。

NASCARのトップカテゴリーに比べて周回数が非常に短いので1時間ちょっとでレースが終わります。レースの合間には露店が出ていたのでグッズやミニカーをチェックします。アメリカのNASCARのミニカーが古いものから最新のものまで揃っていて友人を放置して見入ってしまいました。中々レアなミニカーも買えたので満足です。

さて、インターバルも終わり、いよいよメキシコシリーズのレースです。

トラックシリーズよりも速くてうるさいです(笑)

こちらのレースもアメリカのNASCARより周回数が短く、1時間半程で終了します。NASCARトップのカップシリーズは1レースに3時間ほどかかるので、下位カテゴリーの方が見やすいですね。

しかし、そこはNASCARです。カテゴリーに関係なく色々起きます(笑)スピンあり、クラッシュあり、漫画みたいに煙は吹くわ、ボンネット開いたまピットまで来たり...カテゴリーは違えどやはりNASCARなのだと感じました。

例えばこれはボンネットが開いてしまっています。フロントバンパーもないことから思いっきりどこかにぶつかったのでしょう。視界ゼロです。

プロドライバーは走り慣れたコースなら前が見えなくても運転できます。メキシコ人F1ドライバーのセルジオ(チェコ)・ペレスはあるイベントでスクリーンに映し出された自分の走行ビデオをバックに立ち、ハンドルを持ち、目を瞑り、シフトワーク、アクセルとブレーキの動きまで完璧にビデオとリンクさせて1周を走り切っています。

さらにラリードライバー普段から基本的にコースを初見で走るので、視界ゼロでもコドラのナビゲートのみで走ることができます。(速いかは別として)

プロのレーサー達はただ車を運転している訳ではないのが分かりますね。


「プロレーサーは頭のネジが緩んでいる。

F1レーサーは頭のネジが吹っ飛んでいる。

ラリードライバーは頭のネジ?んなもん元からねぇよ!!」


レーサー達はこのように言われていたり、いなかったり...(笑)


さてお次は煙モクモクです。本当に漫画のように出ていました。手前の車は思いっきり追突されたようですね。


このメキシコシリーズではもう一つアメリカのNASCARと違うところがありました。トラックシリーズもメキシコシリーズも特定の周回数でのピットインが義務付けられておりました。短いレースならアメリカではピットなしで走り切ることが多いですが、メキシコシリーズでは主催者側からピットインの周回数が決められ、ガソリン補給やタイヤ交換といった指定された作業をしなければなりません。

みんなで一斉にピットに入ってきて、よーいドン!!で作業開始です。

メキシコ/チャレンジシリーズでは2回の一斉ピットインが義務付けられていました。

1枚目は1回目、ガソリン補給です。

2枚目は2回目、タイヤ交換です。

一斉ピットイン/アウトだからなのか、ずいぶんとゆっくりとした作業でした。動画にも撮ったのですが3分を超えています(笑)窓ふきまでしていました。


2回目のピットインを終えるとレースも終盤。今回のレースでは全体1位がメキシコシリーズのドライバー、全体2位がチャレンジシリーズのドライバー(チャレンジシリーズ:1位)でした。

そして、ゴールしたら勝者はビクトリーランからのバーンアウトをします。通常は1位の1台のみなのですが、今回は各カテゴリーの1位ということで2台でくるくるしていました。


レースも終わったので帰ろうとすると、その辺にレースカーが並べてありました。

いやー、こんな間近で見られるのは非常に気分がいいです。距離が近いのは地方シリーズの魅力ですね。たとえクラッシュやスピンをしなくても無傷の車はひとつもありません。それだけドライバーもマシンもギリギリの戦いをしている証拠です。


私は明日で仕事納めです。車を買い替えるつもりなので欲しい車のある場所まで数日間ですが行ってきます。次の更新は新しい車が来たときになると思います。過去にメキシコでの車探しについては書きましたが、また別の視点から何かを書こうと思います。


ではまた。

Michiko en México

海外生活や旅行やでの出来事・感想などなど。日英西の3か国語の通訳としてメキシコ、レイノサ市に在住。思いっきり現地人化しています。外国語は趣味の一部と言えるほど好き。

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