NASCAR観戦ガイド Cup Series

こんにちは。今回も前回に引き続きNASCAR観戦ガイドです。今回はNASCARのトップカテゴリーのCup Seriesの観戦ガイドです。

まぁ、基本的にはXfinity Seriesと同じです(笑)


Cup Series観戦ガイド

※Texas Motor Speedwayの場合

・チケット

まずはチケットの取り方からです。これは前回の記事で紹介した方法と同じです。

ただ、NASCAR最高峰となりXfinity Seriesと比べると値段が上がります。Texas Motor Speedwayの場合Cup Seriesの最安席の値段は79ドルでした。Xfinity Seriesと同じ場所のホームストレッチ沿いは135ドルでした。案外安いですね。今回のCup Seriesは別の席でしたが、ホームストレッチ沿いで見てみるのもありかもしれませんね。色々な席の値段をチェックしましたが、全体を見られる上段ゾーンの席の方が高いです。また、車が全力で突っ込んでくる様子が見られる第1ターンの席も高かったです。

Cup Seriesのチケットも当日に窓口で買うことが可能です。師匠によると当日購入でも大抵席は余っているので全く問題ないそうですが、デイトナ等の人気サーキットは当日までに完売する恐れがあります。



・ファンゾーン

ファンゾーンですが、Cup Seriesのレースデイは一番混みます。グッズ販売の列も無料ルーレットの列も前日の倍くらいにはなります。しかし、Cup Seriesのレースデイのファンゾーンの最大の楽しみはドライバーアピアランスです。トークショー等のためにファンゾーンにカップドライバー達が来ます(Xfinity SeriesのレースデイはXfinityドライバー達が来ます)。誰が来るかは前日くらいまでわかりませんが、出現ブースには必ずアナウンスがあります。大人気ドライバーはもちろんのこと、引退したレジェンドドライバーやその関係者が来ることもあります。トークショーの前後にはサインもらったり写真を撮ったりするチャンスがあります。ブースによっては普通に歩いてくるので、そこが狙い目です。

ミシガンでの幸運のおかげか、サインの貰い方はだいぶわかってきました(笑)ブースの作りにもよりますが、ブース入りする前とブースから出ていく時が狙い目です。ドライバー達は大抵ペンを持参しているし、快くサインに応じてくれます。勇気を出して近づいてみましょう。

また、若手ドライバーがずっとファンゾーンにいてサイン色紙を配っていることもあります。まだまだ名も知らないドライバーですが、知ったからには気にしてはいたいですね。今回はCassidy Keitt(キャシディ・キット)という女の子のレジェンドカードライバーがサイン入りヒーローカードを配っていたのでちゃっかり貰ってきました。7歳からレースを始めNo.7カーで7回目のレースで初勝利を飾りました。まだ14歳ですが、これまでに20勝近くしています。将来Cup Seriesドライバーになったら面白いですね。


今回、私は4人のドライバーのサインをゲットできました。推しのダニエル君はブース入りを待っている時間にサインと写真をゲットしました。2022年Truck SeriesチャンピオンのZane Smith(ゼーン・スミス)、ダニエル君の親友で今年は1勝をもぎ取りプレイオフにも進出したMichael Mcdowell(マイケル・マクドウェル)はトークショーの後に普通に歩いて退場していく時にサインを貰いました。2022年Cup SeriesチャンピオンのJoey Logano(ジョーイ・ロガーノ)はブース入りする時を狙ってサインを貰いました。他にもまだまだドライバーアピアランスはありました。同時刻に複数のドライバーが別のブースでトークショーをすることもあるので、推しドライバーを逃さないようにタイムスケジュールはしっかりチェックしてください。

こんな感じで退場するので、マイケル・マクドウェルはサイン攻めにあっていました。


・服装

服装は前回の記事と同じです。繰り返しますが熱中症対策だけはしっかりしていきましょう。飲み物は多すぎるくらい持っていきましょう。ビール等のアルコールは水分補給になりませんよ、常識ですよ!!!!今回、私は飲み物と氷の入ったクーラーボックスとハンドタオルを用意しました。氷が溶けた水を利用してハンドタオルを濡らして首、頭、もも等に当てたり拭いたりしました。しんどい、喉が渇いたと感じた時にはちょっと遅いです。一番の熱中症対策は「暑い所に行かない」ですが、無理ですね(笑) また、いくら対策をしていても熱中症になるときはなります。しんどいと感じたら無理をしないで涼しい所で休んだり、医務室へ行ってください。 



・サーキット入場

こちらも流れは前回の記事と同じです。実はサーキットも8:00amや9:00amに開場します。プラクティスや予選も見ることができます。時間は公開されているスケジュールを確認してください。プラクティスや予選は人がほとんどいないので、思いっきりフェンスに近づいて推しドライバーの写真や動画を独り占めするチャンスです。プラクティスや予選も案外面白いですよ。



・レース前

こちらの流れは前回の記事と全く同じです。ドライバー紹介がだいぶ派手になります(笑)

フェンス際まで行って歓声とブーイングを浴びせましょう(笑)



・レース観戦

モータースポーツ界で一番有名なセリフ「Drivers, start your engines!!!!!」を聞いた後は、自分の席に戻ります。Cup SeriesはXfinity Seriesとは違う席での観戦です。

下段ゾーンで一番ターン1に近い席です。スタートで全開になったレースカーが突っ込んでくるのが見ることができます。また、ピットロードも全体が見えてピット後の順位争いがよく見えます。ここは79ドルでした。

この席の特徴です。

・スタート後に全開になったレースカーが向かってくる様子が見られる

・ピットロードの全体が見られる

・ピットアウト時の順位争いが見られる

・ホームストレッチの席に比べて、シートピッチが狭いく、テーブルもない

・全体はホームストレッチに比べたら見やすい

・特にターン1の様子はよく見える

・やっぱりうるせえ(笑)耳栓必須

・ホームストレッチの席と比べると車が少し小さい

・通り過ぎるのは一瞬

・タイヤの焼けた匂いはあまりしない

・芝生や土埃もあまりとんでこない

・風圧は感じる


この席からのスタート見てみましょう。

いやー、この席もいい眺めです。この席のメリット/デメリットはあなたが決めてください。ただ、レース中もフェンス際まで行くことが可能です。この距離まで行けます。

Youtubeでレースの様子を色々挙げているので色々見てみてください。宣伝しておきます(笑)

レースは今年もイエローフラッグが11回と多かったです。因みに去年はイエロー16回に雨で中断というとんでも展開でした(笑)

この荒れたレース展開の中、ダニエル君は途中でミスを犯しTop10から一気に後退してしましました。やはり最後の10周くらいからガチのガチモードになるのでイエローが出やすいです。今回も終盤にイエローが連発し、残り7周で再スタート。この時点でダニエル君は18位、1位は今シーズンキャリア初のプレイオフ進出を果たし、今回ポールポジションも取ったBubba Wallace(ババ・ウォレス)です。NASCAR初のアフリカ系ドライバーで、あのバスケの神様マイケル・ジョーダンのチームに所属していますが、まぁ人気がない(笑) 

再スタート後はある車がBubbaを追い越し大歓声(どんだけBubbaの人気無いねん。笑)。

最後の7周は問題なく終了し彼が勝ちました。

No.24 Willam Byron(ウィリアム・バイロン)です。NASCARで24番は伝説的な番号、2018年にCupデビューし、今シーズン開幕前までは5勝でしたが今シーズンはこれで6勝目。4回のNASCARチャンピオンを4回獲得したドライバーも背負っていたNo.24の復活かと騒がれております。今年のチャンピオン候補です。彼のキャリアはゲームから始まりました。ゲーマーからリアルのレーサーへ、まるでGran Turismoの映画のようです(映画も実在のGTドライバーの実話を基にしている)。

因みにダニエル君ですが、最後の7周で18位→8位へとジャンプアップ。なんや、できるやないかい!!予選と同じ8位フィニッシュです。素晴らしい走りでした。

ピットアウトのダニエル君です。今回の勝者のウィリアム・バイロンもいますね。



最後はNBCで働く友人にフェンス越しに挨拶をしてサーキットを後にします。

彼がピット側から撮ってくれました(笑)相変わらず元気そうで何よりです。



今回はグランドスタンドからの観戦でした。ガレージパスとは違った魅力があり非常に楽しかったです。300㎞/hで走る車を間近で見ることが来出て、ドライバー達がとんでもない奴らだという事がわかります。

案外席も安いので、機会があれば1度行ってみてください。


ではまた。

Michiko en México

海外生活や旅行やでの出来事・感想などなど。日英西の3か国語の通訳としてメキシコ、レイノサ市に在住。思いっきり現地人化しています。外国語は趣味の一部と言えるほど好き。

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