コロナウイルスの状況

こんにちは。コロナウイルスが世界中に拡大していますね。メキシコないしラテンアメリカは日本よりもだいぶ遅れて最初の感染者が出ました。メキシコではイタリアからウイルスが持ち込まれました。各国で様々対応をしていますが、今回の記事では、メキシコやアメリカの主な対応や、状況を書いていこうと思います。


1.感染者数と死亡者(下記サイトによる3月21日時点)


アメリカ:感染者数15219人、死亡者数201人

メキシコ:感染者数118人、死亡者数1人


アメリカではヨーロッパと同様に数日で感染者数が爆発しました。これは色々なところで言われているように検査数の増加によるものと思われます。アメリカは医療費が非常に高いので、検査できない人もまだまだいると思われます。ちなみにアメリカでは毎年インフルエンザに数万人が感染し、1万人以上の死者が出ています。今年もコロナウイルスが話題になる前は、インフルエンザの死者数が1万人を超えましたというのが一番の関心事でした。実際、日本人在住者やその子どもたちもたくさんかかっていました。

メキシコでは、他国に比べたら感染者数は落ち着いているものの日々増加しています。増加のペースはまだ緩いですが、油断はできません。



2.主な対応

休校(アメリカ、メキシコ)

大規模イベントの中止(アメリカ、メキシコ)

様々な活動の自粛(メキシコ)

10人以上の集会の禁止(アメリカ)

出国制限・帰国奨励(アメリカ)

ビザ発給(ビザ面接)停止(アメリカ)

入国制限(アメリカ)

国境の一時閉鎖(アメリカ-カナダ間、アメリカ-メキシコ間)

飛行機(国内便・国際便)の停止・減便(アメリカ、メキシコ)

国家非常事態宣言(アメリカ)

手洗いなどのコロナ感染予防の推奨(アメリカ・メキシコ)


主な対応については日本と同じ対応(休校、イベントの中止/自粛)もありますが、今のところアメリカ・メキシコとも日本からの入国制限はありません。ビザの発給に関しても観光などの短期ビザには適用しないそうです(情報は随時要確認)。

私にとって一番厄介なのは国境の一時閉鎖です。3月21日AM00:00~30日間、不急不要の渡航が制限されています。米国籍者・永住者以外は基本的には入国できません。閉鎖とは言っても輸出入関連、医療関連、警察関連、その他急を要する場合は入国可能です。遊びに行くことができなくなってしまいました。今年の釣りはこれからやったのに。。。(笑)

またアメリカでは国レベルとは別に州レベルでもさらに細かい対応がされています。



3.生活の状況

日本ではトイレットペーパーがなくなるというデマで、パニックになっていましたね。

アメリカではコロナ感染拡大を受けて買い占めが起こり、スーパーがすっからかんになっていました。食品、日用品など種類を問わず棚がすっからかんです。ある日本人は数軒回ってやっと必要なものが手に入ったと言っていました。

メキシコでは、まだまだ普通にスーパーに商品があります。ただこちらでも同じようなデマが流れたのか、トイレットペーパーの棚だけはすっからかんでした。そしてマスクやハンドサニタイザーをはじめとする医療品は1人2個までの個数制限があります。メキシコはアメリカよりもまだだいぶ落ち着いています。

メキシコでもアメリカでもスーパーにマスクとゴム手袋をして来ている人もいます。またアメリカで防護服にガスマスクでスーパーに来ている人もいたそうです。

その他各企業や学校レベルで様々な対応が出ています。工場を一時閉鎖した自動車メーカー、仕事の一時停止を検討している企業、予防推奨しながら普通に動いている企業など様々あります。


このコロナ騒動を受けての私の印象ですが、メキシコ人たちのコロナ予防意識はだいぶ高いように思います。まぁ、普段は細かいことなぞ気にせず、トイレにベターっと座り込んだり、普通に手をついたり、トイレの床に唾を吐いたりくらいの衛生意識ですが、こういう時だけは過剰なほど気にするという印象です。他にも普段は細かいことを気にしない雑な仕事が多いですが、トイレのドアにあるわずかな隙間を気にしてトイレットペーパーで塞いだり、気にする基準はいつまでもよくわかりません(笑)


全世界で大変なことになっている新型コロナウイルスですが、私も早く事態が終息することを祈っています。

みなさんも気を付けてください。ではまた。

Michiko en México

海外生活や旅行やでの出来事・感想などなど。日英西の3か国語の通訳としてメキシコ、レイノサ市に在住。思いっきり現地人化しています。外国語は趣味の一部と言えるほど好き。

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