メキシコ人の特殊能力? part1
最近はだいたい月イチペースでの更新ですね。ご存知のようにコロナウイルスが未だ収まらず、遊びに行くこともないので、ネタが無いのです。○○について知りたいという要望があればそれについて書いたりするのも面白いかなと思います。(私が知っている事に限りますが)
現在メキシコはコロナ患者数約50万人、死者数約5万人と一向に状況は良くなりません。日本も第2波で大変ですね。
今回は面白そうなネタを見つけました。それがこちら↓↓
「世界でメキシコ人のみが持つ22の能力」です。
どんな能力があるのでしょうか。22個とたくさんあるので、今回はpart1として半分の11個を紹介します。早速見ていきましょう。
1.マサパン(Mazapán)を傷つけずに開封することができる
“メキシコ人以外にマサパンをあげると、絶対に開封時にボロボロになる。しかし、メキシコ人は
あなたを虜にする優雅さで開封する。”
マサパン(下写真)はアーモンド、砂糖、卵を原料とした、食べると口の中の水分を全て持っていかれるメキシコのお菓子です。粉を固めたようなお菓子で、かなり崩れやすいです。すでに開封前から割れた状態で売られているものもあります。味はとてもおいしいです。
2.トルティージャを火傷せずに素手でひっくり返す
“おそらく子どもの頃はできないが、長年経験を積んでいくとできるようになる。トルティージャ
をひっくり返すのにフライ返しを使っている人を見たことがあるかい? そんな人たちはどこの人
たちだか知っているかい? 答えは1つだ: メキシコではない。”
メキシコはトルティージャが主食です。トルティージャは平たく言うとタコスの川です。ほとんどの家庭にトルティージャ用の鉄板があります。自分で作ったりもしますが、スーパー等でも売っているので買うことが多いです。買ったトルティージャを温めるためにその鉄板を使います。写真のようなものだけでなく、ガスコンロに元々付いているものもあります。
この素手でトルティージャをひっくり返すというのは正直なところ料理をよくする人ならみんなできると思います。よく料理をすると手も強くなってくるので多少のことでは火傷はしなくなります。
3.一目見ただけで、サルサが辛いかどうかわかる
“においを嗅ぐ必要もない。そんなに近づく必要もない。メキシコ人であればたった1秒見ただけ
で辛さレベル、材料、どの料理と合うかがわかる。”
サルサはソースのことです。メキシコ料理は辛いイメージを持たれますが、料理が辛いのではなくサルサが辛いのです。この能力に関してはここで初めて知りました。私の周りは辛いものがあまり得意でないメキシコ人が多いです(笑) 職場の社食にももちろん手作りサルサが毎日あるのですが、作る人によって辛さが全然違いますし、同じでも日によって辛さが違ったりします。レストランでは複数のサルサが出てきますが、辛いものは店員さんが「これ辛いよ」と教えてくれます。
メキシコ料理はサルサが豊富で、作り手によっていろいろな味がするので非常に楽しみが多いです。
4.“Provechito”と言われたら食い気味で“Gracias”と返す
“これはもはや芸術だ。口の中がトルティージャでいっぱいでも、料理を口に含んだばかりで飲み
込んでいなくても、誰かがあなたの横を通り『provechito』と言う。あなたがこの言葉に答える
ことができると知っている。誰もどうやってこの現象が起きているのかを説明できない”
「Provechito(プロべチート)」もしくは「Provecho(プロベーチョ)」と言うのは食事する人に向かってかける言葉です。直訳すると「利益」という意味なのですが、この場合は「召し上がれ」あたりでしょうか。本来は「食事を楽しんで」という意味合いで使われています。この言葉は本当によく使うので、覚えておくといいと思います。顔見知りでなくても声をかけることもあります。
5. "ahorita"が持つ579通りの意味をもれなく知っている。
“『ahorita』は1ヵ月どころか1年かけても理解することはできない。この一言が、今日なのか、明
日なのか、今すぐなのか、1時間前なのか、数日以内なのか、はたまた絶対にないことなのか、
一生かけて理解していくことになる。私が誰かが『ahorita』とあなたに言うのを聞いて、それ
が何を指しているのか正確にわかったというのは、ほとんどだれも信じない。”
もしかしたら以前に紹介したことがあるかもしれませんが、メキシコ人が「ahorita」と言ったら決して意味通りに受け取ってはいけません。本来は「今すぐ」という意味なのですが、メキシコに来るとその「今すぐ」がいつになるかは誰もわかりません。同様に「もうすぐ」と言う言葉もメキシコではいつになるかわかりません(笑) 皆さん気を付けてください(笑)
6.トルティージャが1枚のタコスでも破ることなく食べることができる
“残念なことにトルティージャが1枚のタコスというものがある、ああそうだ、悲しいことだ。し
かしメキシコ人はそれを折ったり破ったりすることなく食べることができる。例え水分の多いタ
コスの具でもだ。”
確かにタコスには複数のトルティージャを使っていますし、1枚だけのものもあります。
トルティージャを複数枚使う理由や1枚と複数枚の違いなどはわかりません。大きめのトルティージャは1枚、小麦粉のトルティージャは1枚、小さめやコーントルティージャは複数枚の印象があります。
7.ピニャータ(Piñata)を一撃で、しかも見ずに割ることができる
“ちょっと待ってくれ、単純な目隠し状態ってわけではない、30回回されてもできる。年もサイズ
も関係ない。小さな子どもたちだってピニャータの直前にはパワー最大の状態になって一撃でピ
ニャータをぶっ壊す。”
メキシコ人が大好きなPiñataです。
これも以前紹介しましたね。主に新聞紙でできた人形で中にお菓子を詰め、誕生日やイベントでぶっ叩きます。大人も子どもも大好きです。
8.誰かがピニャータを叩いている間に、棒をかわしながら落ちたお菓子を集め
る。
“これは非常に危険だからするべきではない。誰かがピニャータを叩いている時は決してお菓子に
飛びついていけないという暗黙のルールがある。しかし、信じられるかい? このルールが守られ
ていることはない。あのデアデビルが銃弾をよけているかのように、棒をかわしている子どもた
ちを見ることができる。”
お菓子が落ちたらみんなうわーっと群がります。そこそこ頑丈な棒を振り回しているのにです。そんな光景も見たことはありますが、幸い私の周りは暗黙のルールを守っています。
9.細かいダブルミーニングも理解できる
“世界にはかなりわかりやすいダブルミーニングが存在する。しかし 非常に微妙なため誰にも気
づかれないものも存在する。。。メキシコ人以外には。このウィットは数日でモノになるもので
はない、小さい時から積み上げた経験だ。”
日本語でもそうですが、裏に別の意味込めた言葉というのはたくさん存在します。メキシコ人は回りくどく物を言う性格ですので、ダブルミーニングにより敏感なのかもしれません。
10.タマレス(Tamales)売りのおじさんにサンダルでも追いつく
“まず、サンダルで走ること自体に多大な才能が求められる。さらに自転車で売りに来ている場合
は、お金、鍵、上着を持ってく間もないのでさらに難しい。無理だと思っているんじゃないか?そ
れはあなたがメキシコ人じゃないからだ。”
まずtamalesはトウモロコシの粉から作った料理です。メキシコ版ちまきと思っておいて下さい。地方によって色々と特徴がありますが、メキシコのどこでも食べられるタコスと並ぶメジャー料理です。中に入っている具も様々でとてもおいしい料理です。うちの職場ではなぜか金曜日に食べている人が多いです。路上の至る所や記事(リンク先)の写真にあるような自転車で売っており、気軽に食べることができます。
サンダルに関しては、メキシコでは「おばちゃんの武器」という位置付けがあります。叱るときやケンカの時にサンダルを武器にします。おばちゃんのサンダルは最強の道具と言われています(笑) ディズニー映画のCoco(邦題:リメンバーミー)にも主人公ミゲルのおばあちゃんがサンダルを手にケンカする場面があります。メキシコ人にこのシーンは大ウケでした。
11.おかずと同時にトルティージャを食べきる算段がつけられる
“これはその通りで、驚異的な数学能力である。例えば、4枚のトルティージャとお皿にお米、
フリホーレス(豆煮込み)、サボテン、ジャガイモのトルタ(サンドイッチのようなもの)があった
とする。あなたは気づかないだろうがトルティージャの最後のひと千切りが最後の一口になる
ように頭の中で確かに計算している。トルティージャが3枚の場合も同様だ。説明がつかないし
驚くべきことだ。”
これは確かに隠れた能力と言えるでしょう。あまり人がどうやって食べているかは見ていないし、外食ではトルティージャは無限に出てくるので、実際にぴったり同時に食事を終わらせている場面は見たことありません(笑)
Part1は以上です。近いうちにPart2を書きます。1ヵ月は開けませんのでご安心を(笑)
ではまた。
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